iPad Proで実現する,爆速で論文を読んで管理するための環境と方法[ver.2018春].

こんにちは,CoarsePaper管理人のほりー(@CoarsePaper)です.

数ヶ月前にiPad Pro 10.5inchを買いました.買った目的は論文を読むためというのが9割です.残り1割はノートとか写真とか.

 

僕が読む論文は6~12ページ前後のものが多く,それを紙で保存したり管理するのはスペース的にも必要な論文を探すのも大変になります.

そこでiPadを使って,論文を読み,それを管理することで省スペースと読んだ論文の検索を効率化しようと考えたわけです.

 

iPad Proを購入してから数十本の論文を読み,いい感じに管理することができていて,かなり満足度は高いです.同期の中でも1番論文は読んでる方だと思います.

今回の記事では,iPad ProとApple Pencilを用いて効率的に論文を読む方法と,その管理方法を紹介していきたいと思います.

 

使用しているiPad Proのモデルと選んだ理由

購入したのはiPad Pro 10.5inchの256GBモデル.色はシルバーです.

同時にApple Pencilと純正のスリーブを購入しました.

 

画面サイズ

12.9inchは論文を読むのに最も適したサイズだと思っています.ほぼA4で表示できるので,拡大などする必要もなく快適に読むことができそうです.

しかし持ち運びの面で若干重すぎるという問題があります.僕は基本的にMacBook Pro 13inchを常に携帯しているので,その上で12.9inchのiPad Proを持つと重量オーバーです.

 

また,実際にApple Storeで試していて,10.5inchでも割とズーム無しで読めるということがわかったので,今回はその携帯性を考慮して10.5inchに決めました.

 

容量

容量ですが,256GBを選んだ理由は64GBだと心もとない気がしたためです.もともとLightroomを使う予定があったので,写真を気にせず入れられる容量ということで256GBを選びました.

価格的な面でもちょうどいいところ攻めてると思います.

 

色についても実は理由があります.僕はMacBook Pro 13inchもシルバーにしていますが,これは色が明るいほうが軽く感じるという研究があるためです[*].

心理的に軽そうというのに加えて,実際の筋活動も,明るい色の物体を持つときは減少していることが明らかになっています.ということでできるだけ持ち運ぶものは明るい色を選ぶようにしています.

 

[*]Yuki Ban et.al., “Augmented endurance: controlling fatigue while handling objects by affecting weight perception using augmented reality”, CHI’13, Paris, 2013

アクセサリ

Apple Pencilは論文をまとめたり,論文にメモする際に使用します.ノートとしての利用も検討していたので必須です.

最近はミーティングしている際のメモとして使い,図などをそのままSlackに投げて共有みたいなこともしていて,非常に効率が良いです.

 

純正のスリーブにはApple Pencilを収納するスペースがあり,さらに革が薄めで携帯性を損ないません.

フラップカバーも検討しましたが,Apple Pencilが別になってしまう点と,背面を守れない点で見送りました.

取り出して机などに置かずに使用する場合はフラップカバーが便利な気がしますが,自分は机に置いて使うことがほとんどなので,この選択は間違っていなかったと思っています.

 

持ち運ぶ際は常にスリーブに入れているので,フィルムなどは一切つけずに使用しています.

 

キーボードを買わない理由は使用用途を絞りたいと思っているからです.MacBook Proを持ち運んでいるので文字を打ち込む作業はそちらで行うようにしています.

なんでもできるデバイスはタスクの集中を妨げる可能性があるので,iPad Proは手書きに特化した使い方をするデバイスとして定義することにしました.

 

使用するアプリケーション

論文の購読と管理には純正のファイルアプリとGoodNotesを使用しています.GoodNotesはノートアプリとしても非常に優秀です.

以下に具体的な手順を紹介します.

具体的な手順

論文のダウンロード

論文は基本的にMacBook Proで探してダウンロードします.

ダウンロード先をiCloudで共有するフォルダにしておき,そのフォルダにiPadからアクセスする感じです.

iPadで論文フォルダにアクセスしたら,共有ボタンからGoodNotesに論文をコピーします.

よく読むジャーナルや,予稿元の学会などがあればそれでカテゴリ分けするのも良いかもしれません.

 

タイトルの命名規則

これあんまりできてないのでやらなければと思うんですけどね.

論文のタイトルにするよりも「主著」「年」「タイトルの最初の単語」をつなげたものが良さそうです.BibTeXはそうなってます.

まぁすぐに自分が欲しい論文にアクセスできるなら何でも良い気がします.

 

読み方

最初にAbstractを読みます.続いてConclusionを読みます.

この時点で著者がこの論文で何を言いたいのかがわかります.

これ以降は人によって大きく異なるかと思いますが,僕はだいたいどんな実験をやったかの項目を読みます.専門があまり近くない論文に関してはIntroductionを読むことも多いです.

そして関連研究のあたり読んで差異を確認してほぼ終わりです.

 

適宜論文の重要箇所にマーカーを入れたり,余白に書き込んだりすると,どこを重点的に読むと良いかが読み返す際にわかりやすくなるのでおすすめです.

論文のまとめ方

落合先生のこちらの有名なスライドを引用しましょう.高速でサーベイする上ではこのように1枚にまとめてしまうのが良いです.

これをGood Notesでやります.このくらいの量だと手書きのほうがお手軽です.

そのまとめた1枚のノートを,Good Notesのページ追加機能で論文の1ページ目や最後に持ってきます.こうすることで読んだ論文がひと目でどんな内容なのか思い出すことができます.

慣れてくるとこれらが頭の中で整理されるようになり,加速度的に読むのが早くなります.

 

まとめ

完全に理系の学生向けに書きました.

論文を読むのって多くの人にとって苦痛だと思いますが,ツールを上手く使って効率的に消化していけば面倒臭さも軽減されます.

たくさん読めるようになると当たり前のように研究テーマが生えてくるらしい(助教はそう言っていた)ので,それが味わえるくらいには頑張りたいですね.

 

ではでは〜.

 

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2018年7月14日 at 4:35 PM

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