アルミフレームDIYでデスクから棚を生やす
こんにちは,CoarsePaper管理人のほりー(@CoarsePaper)です.
一年ほど前にアルミフレームで作った机,アップデート可能とか書いてますがあれから全く手を付けていませんでした.
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詳しくはこちらの記事で紹介しているので読んでいただきたいのですが,アルミフレームは規格が決まっているので同じ規格のものを選べば自由に付けたり外したり位置を変えたりできる便利な構造材です.
とりあえず机ができて満足してしまい,実際家で長い時間作業することも少なかったのでそのままの状態で使っていました.
しかし,最近新型ウイルスの影響で家で過ごす時間が増えたので,過ごしやすい環境を作りたいと思い,拡張を真面目に考えることに.
押し入れにしまったままになっている本を引っ張り出すとか,カメラを置く場所作るとかある程度考えてはいるものの,生活や持ち物の変化に合わせてフレキシブルにレイアウトを変えられる感じにしようと思います.
ざっくり設計して発注
以前作った机をベースに,棚となる段をいくつか追加する感じで簡単に設計を行いました.
追加購入したアルミフレームの総額は予備部品等々含め約35,000円ほど.
今住んでいる部屋も元々収納スペースが多くない部屋なので,前の部屋で棚をDIYした時と同様,上部にバンカーズボックスを並べる前提で作成.
ちなみに前の家のディアウォール棚はこんな感じ↓
木材調達と表面処理
特に天板の素材は決めていませんでしたが,あまり重くなく反りにくいものが良いなぁと考えてました.あと安いやつ.
タイムズのカーシェアで借りた車で首都高を走らせ,都内DIYのメッカであるところのスーパービバホーム豊洲店に向かいました.
机の一番長い所で2100 mmあるので,真上に配置するならシハチ板を選ぶ必要があります.
資材コーナーで目に留まったのはこちら.
ラワンランバーコア.
あんまり木目とかははっきりしていないんですが,比較的強度があり,軽くて安いです.
反り,ねじれの心配もないようだったのでこれを選ぶことにしました.表面はざらついててささくれも怖いけどヤスリがけでなんとかなるでしょう.
購入して加工してもらい,家で表面処理をしていきます.
今回板の面積が結構大きく,ヤスリがけが面倒です.そこで板と同時にサンダーを買いまして,これが最高でした.
今まで棚作りは何度もしてきましたが,ヤスリがけが一番体力使うんですよね.毎回汗だくになりながらやって次の日はもれなく筋肉痛でした.
サンダーを使うことで圧倒的に早く,さらにむら無く仕上げることができたと思います
デメリットとしては騒音でしょうか.一応静音と書いてあるのを買ってみたのですがかなりうるさいです.
都内のアパートでやるものではないかな….
塗装は余っていたBRIWAXのOLD PINEを使いました.
オイル系よりも匂いがキツくなく,乾きも早いので手抜きDIYには大変適しています.
使わない布でワックスを伸ばし,ブラッシングして乾かして終了.
組み立て
アルミフレームが届いたので早速バリバリ組み立てていきます.
アルミフレームはSUSのXFシリーズ.
ホコリが溜まりにくく,締結回数が少ないのが特徴で,クリーンルームの構造材等で使われるものです.
タイムラプスを撮ってみるなどしてみましたのでどうぞ.
取り付けたフレームの寸法を間違っていたりしてもたついてますが,ちゃんと設計図を見ながらやればもう少し早く組めたかな….
とりあえず組み上がった様子.
片持ちの梁にはブラケットを使用したのですが,このブラケットのかっこよさたるや….サイバーパンク映画の建造物のような造形です.
見た目の美しさだけでなく,押し付けて一本のボルトを締結するだけで強固に固定される便利な仕組みです.
通常のアルミフレームは2本のフレーム内にそれぞれナットを入れて,ブラケットを置いて2本のボルトで固定するので,それと比べると非常にシンプルな構成.
両端に追加工をするつもりが片側しかしていなかった所があり余計にブラケットを使ってしまいましたが,機能的には問題ないので良しとしましょう.
物を置いて完成
ちょっと組み替えたりしながら物を置いてみました.
棚板自体は強力な両面テープで固定しているのみ.
一番上は前回のディアウォール棚同様,洋服や使っていない布団とかが入っているバンカーズボックスが並んでいます.
なんだかんだ片持ちなのであまり重いものは入れないようにしました.
前作と比べると圧倒的に安全なんですけどね.棚板も軽いし.
二段目は押し入れから引っ張り出してきた本をとりあえず並べました.
この際だったので読み返さない本は処分したのですが,それでもまだ一列使ってしまうので完全に電子化したい気もしますね.
三段目はPC環境に干渉しない形でカメラ系の機材を置いてみることに.
正直そんなに使用頻度は高くないので,ここに置くものも考えていきたい所.
デスクの横はおいおい考えていこうと思っていたのですが,とりあえずやってみたかった「ちょっと浮かして下にロボット掃除機を仕込む」をしてみました.
ロボット掃除機は不在時に掃除をしてくれて普段は存在感が無いことが魅力なので,なるべく隠すようにしたかったんですよね.
こちらのデスク環境はまた別記事で紹介します.
今後やってみたいこと
とりあえずやりたいのは吊るタイプのハンガーラックの製作です.
今何もない左端のスペースに,上のフレームからワイヤーでポールを吊り下げて,ハンガーを掛けられるようにしたいと考えています.
それから,リモートでの会議が多くなったので,今回作ったシステムに取り付ける形で照明環境を整えたいと考えてます.
部屋の端に机があって,更に向かい側に窓があるので逆光がキツいんですよ.
とりあえずぼちぼち追加物品を発注中です.
まとめ
今回はとりあえず前回のディアウォールDIYと似たような構成で棚を構成してみましたが,適宜使いやすいように変更を加えていこうと思います.
アルミフレームは作る手間や拡張性の面で優れています.
ディアウォールに飽きた,よりフレキシブルなシステムが欲しいという方におすすめです.
僕が利用しているアルミフレームはXFシリーズというものですが,GFシリーズのほうがDIYには向いているかもしれないので合わせてチェックしてみてください.
入手性もGFの方がよいです.
→https://fa.sus.co.jp/products/
またアップデート次第記事を書こうと思います.
ではでは〜.
以前ディアウォールで作った棚の記事はこちら
→2年間の生活を支えた棚とハンガーラックの紹介.これがディアウォールDIYの極北です.
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