MacBook Pro 13inch 2017を1年ほど運用してきた感想.
何かを生み出すためのマシンとしては,ここ1年で1番長い時間を共にしているのがMacBook Proです.
論文を書く時も,ブログを書く時も,イラストを描く時も,動画を作る時も常にこのMacBook Proを使ってきました.
購入したのは2017年の8月.10回払いで購入して本日が最後のローン支払い日になっています.
いやー長かったですね.当時の記事がこちら.
今日はそんなローン完済を記念して,MacBook Pro 13inch 2017を1年ほど使用してきた感想を書いていこうと思います.
目次
MacBook Proのモデルのおさらい
僕が現在使用しているMacBook Proのモデルについて少しおさらいしておきましょう.
サイズ | 13inch |
Touch Bar | あり |
プロセッサ | 3.5GHz intel Core i7 |
メモリ | 16GB 2133MHz LPDDR3 |
グラフィックス | Intel Iris Plus Graphics 650 1536 MB |
ストレージ | 512GB SSD |
記憶が正しければストレージ以外は最大限までアップグレードしたと思います.
結果的にはその選択で正しかったようです.Adobeのソフトをゴリゴリ動かすにはスペックはいくらあっても足りません.
用途とスペックについて
実際にここ1年で使用した用途を紹介しますと,
Chromeでブラウジング,ブログ執筆/Atomでコーディング,論文執筆/Lightroomで写真現像/Illustratorで図,ポスターの作成/Photoshopで画像編集/After Effects,Premiere Proで動画作成/Unityで3Dコンテンツ開発/MATLABでのシミュレーション,統計処理/TweetDeckでツイッター/…
などなど多岐にわたって使っておりました.
スペックの数字については前の章で紹介していますが,特にLr,Ae,Prあたりでの書き出し作業には時間がかかる印象です(これはどのPCでもそうだと思います).
ただ,僕が作る程度のものだとそこまでストレスにならないと言うか,仕事道具としての使い方はしていなかったので快適と言えるレベルでした.
もちろん速いことに越したことは無いですが,それで筐体が重くなったり,バッテリーの減りが早くなったりするようだとそちらのほうが困るといった感じです.
今まで使ってきて処理が重すぎて使い物にならないみたいな局面は,Adobeのソフトを複数立ち上げた状態でChromeとUnityを同時につかうみたいな感じの時くらいだったので,「使わないなら閉じる」を意識しておけば大丈夫ですね.
ちなみにファンはめっちゃ回ります.iMacの頃は静かにこなしていた作業が結構つらそうに見えるんですよね,スペック的にはこちらのほうが上のはずなんですが.
あと4K 60pのYouTube動画はカクつきます.ここは非常に残念です.
拡張性に関して:環境は整いつつある
MacBook Proを買う上で勇気が要る点として,ついてる端子がイヤホンジャックとThunderbolt3のUSBtype-cのみであるという特徴があります.
何をするにしても常にアダプターが必要になるのは確かに不便です.今まではMacBook Air単体で持って行っても特に困らなかったのに…
ただ,最近は優秀な何でもついてるアダプターやドッキングステーションがあるのと,その値段も徐々に下がってきているという現状があるので,その欠点も補われつつあります.
周りの環境を無線にしてしまうというのも有効な解決策だと思います.Lightroomの新しい方を使ってるのですが,クラウド上で管理するのでデータの場所を気にする必要がなくなりました.
キーボード:薄いけど慣れれば快適
話題のキーボード不具合問題について
最近MacBookシリーズで採用されているバタフライキーボードですが,どうやら入力を受け付けなくなったりキーが下がったままになってしまったりする不具合が出ているみたいで,Appleも公式で不具合を認めています.
僕のマシンに関しては特に不具合は起きておらず,順調に動作しています.
バタフライキーボード(第二世代)の使い心地について
薄型MacBookに初めて採用されたバタフライキーボードですが,MacBook Proの2017年モデルに搭載されているのはそこから若干進化したバタフライキーボード(第二世代)です.
家ではHHKBを使用していますが,ラボや出先などでは基本的にMacBook Proについているバタフライキーボードを使っています.
このマシンを使い始める前はそのキーストロークの浅さが心配でしたが,慣れてくると特に不満もなく快適に使えています.
コツを掴んで静かめのカフェなどでも気にならないくらいのタイプ音で打ち込むこともできるようになりました.
ディスプレイ:解像度はいいけどベゼルがね…
本体のディスプレイについては現状解像度は十分だと思いますし,問題はありません.
しかし,DELLとかから出ている超挟ベゼルなPCを見てると嫉妬心が芽生えます.本来Macはそういう人の目を引くデバイスであるべきだと思うんですよね.「問題ない」ではなくて.
自宅では4KとFHDのモニタに繋いでクラムシェル状態で使用してますが,たまに片方認識されなかったり,つないだだけでは起動しなかったりすることもあります.頻度としては月1回くらいなのでまぁ許容範囲です.
バッテリー:減る早さを補う充電のしやすさ
MacBook Proを購入する前はMacBook Airの13inchを使用していました.
その頃と比べると,あんまりバッテリーはもたないなという印象があります.
ただ1つこのバッテリー問題をカバーし得るポイントがあります.それが「充電のしやすさ」です.
以前はMacBook Air用の充電器を持ち運ばなければいけなかったので荷物も増えますし,持っていくか迷って持っていかずにバッテリーが切れて困るみたいなアクシデントがちょくちょくありました.
MacBook Pro 13inch 2017年モデルはUSBのPowerDeliveryという規格で充電することができます.普段持ち運んでいるスマホ用の充電器で充電できるので,充電できるタイミングを逃しにくくなりました.
総合的に「電源まわり」として見てみるとそんなに悪くないですよ.
まとめ:そして次の環境へ
現在の環境にそこそこ満足はしていますが,もうちょい機動性が高いといいなぁと思うことがしばしば.
細めの肩紐が細いトートとかに突っ込むとかなり重さが気になります.
1台で運用して変わったのは,以前あったような場所に縛られた作業がなくなったということです.家でも外でもインターフェイス以外は同じなのでそこはストレスフリー.
しかしやはり持ち運べる範囲だとスペックに限界があります.
次は自分の経済状況にも寄りますが,2台体制にしようと思っていて,持ち運びに使うマシンは選択できる中で一番軽いものにするつもりです.
多分次の春まではこのマシンでやっていくので,それまでこのMacBook Pro 13inchを使い倒そうと思います.
ではでは〜.