細部に宿る機能性の哲学。HEIMPLANETのバックパック「Motion ARC 20L」を買いました。

初のKickstarter系バックパック

こんにちは、CoarsePaper管理人のほりー(@CoarsePaper)です。HEIMPLANETというブランドを知っていますか?

 

たまにファッション誌やカルチャー誌の中でテントの広告を出しているドイツのブランドです。。

このテントがけっこう変わってて、通常のテントのポールは金属なんですけど、HEIMPLANETのものはチューブに空気を入れて膨らませるという方式を取っているんです。見た目もかっこよくて人気があるみたいですよ。

さて、今回はそんなアウトドアブランドであるHEIMPLANETから展開されているバックパックの紹介です。リリースされる前にKickstarterで出資を募っていて、晴れて販売に至りました。

 

Kickstarterではよく高機能なバックパックの開発で出資を募っている所が多いのですが、どのバックパックもデザインがミニマルを意識しすぎていてあまり好きではなかったんですよ。

一方でHEIMPLANETは高機能は周到しつつもモダンなデザイン。他と差別化ができている感じがしていて好印象でした。

 

今回はレビューというよりは使用する前の外観チェックな感じでいこうと思います。それではどうぞ。

 

HEIMPLANET Mtion ARC 20L

外観をぐるっとチェック

まずは正面から見ていきます。3種類のファブリックから構成されていて、質感や色味の切り替えが楽しいデザインです。2つのグレーに底面のパープルがアクセントになっています。

 

片方の横面には小さめのポケットが配置されています。

 

逆側はボトルや折り畳み傘などを突っ込んでおけるタイプのポケット。

 

裏面は独特のパターンのクッション材で覆われています。肩ベルトの形状はよくアウトドア系のバックパックに用いられるタイプで、この曲線が重量を上手く分散させてくれます。

 

メインコンパートメントが大きく開く

さてさて内部を詳しく見ていきましょう。このバックパックの良いところなんですがメインコンパートメントが

 

ガバッと大きく開きます。中の物を探しやすかったり、レイアウトを揃えやすいのがメリットです。奥の物も配置を崩さず取り出せます。

 

Motion ARC 20Lの内部構造

開けるとアクセスの良い位置にポケットがあり、小物を入れておくことが出来ます。鍵とか入れておくのに良さそう。

 

パソコン及びハイドレーションを収納できるポケットにはカチャッと固定できるパーツがついています。

しかも右側のパーツについているベルトは長さが調整でき、様々な厚さ・大きさに対応できるんです。細かいけど親切です。

 

内側はフリース素材になっているのでケースに入れなくても傷がつく心配もありません。

 

書類やファイルを入れたときに固定できるゴムバンドも付いていて気が利いています。重いものは背中側に近づけたほうが軽く背負えるのでこういうのが地味に嬉しいんですよねー。

元山岳部部長が教える、重いバックパックを軽く背負う方法。

 

外側のポケット類

外側についている薄めのコンパートメントはストレッチ性があり、ジャケットなどを入れておくのに便利。

 

サイドのポケットにはすぐに取り出したい交通系のカードや小銭入れを入れておきたい場所に配置されています。

 

ファスナー止めにはブランド名の略称がチラッと刻印されています。かっこよ。

 

逆側のポケット。結構深くまで入ります。ポケットの底はバッグの底と同様の素材になっているので伸びる心配もなし。

 

背面・肩ベルトのクッション

三次元パターンで構成されているクッション材は背面と肩ベルト全体に貼られています。クッション材の上からファブリックが圧着されている感じです。

 

割と硬めですが重めの物を運ぶにはこのくらいの弾力が良いのかも。とりあえずこのゴツゴツ感がどう転ぶかが楽しみです。

これ実はウレタンフォームじゃなくてEVAなんですよ。スニーカー好きの方はピンとくるかもしれないですが、EVAは加水分解を起こさず、劣化が起こりにくい優秀なクッション材料です。

見た目からはわからない所にもしっかり気を配っていますね。作り手の哲学が感じられます。最高です。

 

取外し可能な胸・腰ベルト

肩ベルトからは胸と腰に回せるベルトが伸びていますが。これ街で使わない時もありますよね。

 

取れます。アウトドア系のバックパックってだいたいあのベルトがついてて、仕方なしに結んでおくみたいな人多いと思うんですけど、HEIMPLANET Motion ARCシリーズは取り外せるのでスッキリ。持ち味のデザインもいきてきます。

 

その他のディテール

ロゴマークはあくまで控えめ。同系統の色合いで全体の雰囲気が壊れることなく、光沢があるシーリングに覆われていてカッコイイです。

 

ファスナーについているノブもオリジナルのものでHPTの文字が浮かび上がります。指への引っかかりも良好。なんだかんだ1番触って操作する部分なのでノブ大事です。

 

バックパック上部に配置された手持ち用のベルト。全体がビニールで覆われています。手で触れる部分は汚れやすくこういう処理がされてると嬉しいですね。これもしかしてシリアルナンバーですかね?

 

全体が防水性のある素材で覆われていて、ファスナーも止水ファスナーを採用しているので雨天時も安心です。もう至れり尽くせり。

 

底面の隅に小さなスペースには

道具をぶら下げておけるループが付いていました。

 

外側の大きなポケットにアクセスするためのファスナーの始点には先程紹介した取り外せる胸・腰ベルトを固定できるパーツが付いていました。どうやって使うんだろう(そろそろわからない)。

 

まとめ

HEIMPLANET Motion ARC 20Lの紹介でした。いかがでしたでしょうか。

 

取り扱っている所がかなり少なくて、日本だとジャーナルスタンダードの一部店舗とGO OUTの通販くらいでしょうか。Amazon、楽天では記事執筆現在は確認できませんでした。

 

基本的な機能は周到しつつもさらに細かい所まで完成れているように感じました。まさに「気が利く」デザインという印象です。

使っているうちにいろいろ実感できると思うので、しばしレビューまでお待ち下さい。

 

公式サイトはコチラです。

HEIMPLANET

 

ではでは〜。

2 Comments

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RAF SIMONS×EASTPAK 2018AWのバックパックの紹介.着画もあるよ. – Coarse Paper
2018年8月26日 at 6:34 PM

[…] 機能性が高いものってレビュー書きやすいんですよね.去年のとか. […]

whowhatのWRAP BAGを紹介.旅行のサブバッグやちょっとしたお出かけに丁度いい. – Coarse Paper
2018年12月13日 at 10:57 PM

[…] RANCHのアーバンアサルトとかLORINZAとか,HeimPlanetとかRAF […]