10年前からずっと古着を買い続けている理由。
なぜ新品ではなく古着なのか?
こんにちは、CoarsePaper管理人のほりー(@CoarsePaper)です。思えば初めて古着を買ったのは中学の2年か3年かそのくらい。以来、大学院で研究をしている現在に至るまで、古着を買い続けています。もちろん新品の服も買いますけどね。
衣替えの時期になって、よくよく冬服や春服を観察してみたらかなりの割合を古着が占めていることに気づきました。
そこで、何故僕は古着を買う(買ってしまう)んだろうと、ちょっと考えてみることにしました。かなりモノにはこだわる方なので、何かしら言葉で表せる理由があると思ったんです。
ということで今回は今までしっかり考えてこなかった「古着を買う理由」を俯瞰してしっかり言語化してみようと思います。若干コラムっぽくなるかも。
欲しくなる条件
自分で服を選ぶようになって何十着と買ってきたわけですけれども、服にはいろいろ質的なパラメータがあると思っています。
考えられるものを列挙してみると、サイズ・ブランド・ジャンル・雰囲気・生地の質感・縫製・色合い・自分の手持ちの服との相性…などなどいっぱいあります。
まぁこうやって要素還元的にバラして点数つければある閾値を超えた時に欲しくなるもんだと思うわけですが。
当然、普段そんなことは考えてなくて、本当にそれが欲しいかどうかはこの言葉に集約されています。
「無限にお金を持っていた時にそれを選ぶかどうか」
です。
新品でも欲しいものはある
古着の話をする前に新品のものの話をしましょう。
古着をよく購入するというだけで、新品で欲しいものもたくさんあります。
ただ高いんですよ。こういうブログをやるくらいの性分ですから、大量にモノや服は見てきていますし、どうしても「本物」が欲しいと思ってしまうわけです。
そしてその「本物」は大抵の場合高いです。例外もありますが。
一着にかけられる値段が決まっている以上、本物は買えない(ことが多い)んですよ。
そういうわけで新品で服を買う時ってどこかに妥協があって、無限にお金持ってたらこの服は選ばないなって思うものが何着もあります。
古着を選ぶ理由
じゃあ「本物」に似ているものを買うのかというとそうでは無く。本物の欲しさだけは一人前に肥大化しているわけですね。困りました。
無限にお金を持っていない状態で、妥協なくモノを選ぶためにはどうすればいいのか。それはもう値段に比例しない価値を見いだせるモノを選ぶしかありません。
そこでやっと古着という選択肢が出てきます。
古着は基本的に全てが一点もの。もう生産されていないものも多くて、その機を逃すとお金を出しても手に入らない物が多い世界です。
難しいのはそれが本当に良いものなのかを見極めることです。新品ならそれが「良い」ものかどうかって、だいたい値段とかブランドとかレビューで分かるじゃないですか。
でも古着ではわからないんですよ。タグについてるブランド名でググってもヒットしないこともしばしばあります。値段なんて古着屋が勝手に決めてるだけですし高ければ良い物ってわけでもないです。
そうやって、他人が決める価値が排除されていった結果、残るのが「自分にとってその服が魅力的かどうか」。これです。これと純粋に一対一で対峙できる自由が古着にはあるんです。
そして選んだ時には、一番最初に述べた「無限にお金を持っていた時にそれを選ぶかどうか」というのはもう早い段階で満たされています。選んだその服は今そこにしか無いからです。
まとめ
考えをまとめる目的もあって書いていたので若干脈絡がずれてる気もしますが、僕はこういう理由で古着を買っています。いかがでしたでしょうか。
古着といっても僕が買うのは古着屋さんがヨーロッパとかアメリカで買い付けてきたもので、ブランド古着とかだとまた話が変わってきてしまう気もしますね。古着にも様々です。
古着屋さんで買ったものって何年経っても好きでいられるんですけど、それはきっと「服と一対一で対峙する」というのを経ているからだと思います。その体験は本当に幸せで、何にも代えがたいものです。きっと古着が好きな人は共感してくれると思います。
好きなものを好きって言うだけの記事でした。最後までお付き合い頂きありがとうございました笑。
ではでは〜。