2018年の機能系バッグによく使われてる生地についてまとめた.
この記事はメモみたいなもので,自分が購入するための下調べを記録したものです.
そろそろ出張用,キャンプ用のバックパックを新調しようと思っています.
今使っているのはARC’TERYXのAxios 35というモデルで,モデル名の通り35Lの容量です.
これね.
テント泊を伴わない旅行や出張では丁度いいのですが,テント泊があったり,帰りにお土産買ったりするとかなり容量的に厳しくなります.
あと,街での使用には若干登山的雰囲気が強いというのも気になる点の一つ.
そこで街で使っても外しとして許容できる感じの大容量バックパックを探していました.
調べていくうちに流行の素材が幾つかつかめてきて,最近はその素材で絞り込んだりしているのでこの時点で知見をシェアしておこうと思います.
トラベル用,登山用のバックパックを検討する際の参考になれば幸いです.
目次
X-Pac Xシリーズ
X-PacというDIMENSION-POLYANT社が開発したアウトドア用ファブリックなんですが,この中にも幾つか種類があります.
まずVXやX10など,Xがついてる型番の紹介をしていくことにしましょう.
この格子状の模様はX-PLYというポリエステルを撚ったもので,斜めに配置することで生地の斜め方向の伸びを防止しています.
見た目的にもかっこよくてサコシュとかでよく見る印象です.
概ね引き裂き強度が強く,フィルムレイヤーを設けることで防水性をもたせています.変形が少ないとこういったフィルムの消耗の防止にもつながるので良いことが多いです.
表地はシリーズによりけりで,軽量化に重きを置いているものから摩耗性能を高めるためにコーデュラを採用しているものもあります.
X−Pac LSシリーズ
格子状のパターンが見当たらないX-Pacで人気が高いのがLSシリーズで,X-Pacの中で最軽量の生地です.Lite Skinの略称.
色はモノトーンしか僕は見たことありません.引き裂きを防止するリップストップ仕様と,耐久性撥水仕様でウルトラライトハイキング的な層に支持が集まってる印象が強いです.
ポリエステルに着色していて,霜降りのような模様が特徴です.これはこれでかっこよくて使ってみたい.
X-Pac自体は2016年あたりから徐々に見るようになってきましたが,大きな会社での採用例はあまり見ないので,これからの浸透に期待です.
DYNEEMA COMPOSITE FABRICS(Cuben Fiber)
キューベンファイバーの方が一般的だと思いますが名称が変更されたようです.
and wanderが日本だとかなり早く採用してゴミ袋と揶揄されたりしたものの,
最近UNDER COVERがZeptepiとのコラボで採用したことでファッション層への浸透が進んだと思います.
見た目通りの超軽量さはさることながら,繊維そのものが防水性をもつ機能性,耐薬品性能や耐紫外線性能もあるので長く使えます.
この生地の一つの特徴として指向性がないことが言えると思います.どの方向から引っ張っても同じように歪むので弱点がありません.
供給量がそんなに多くないのでまだ大きな会社では採用されていません.
DYNEEMA HARDLINE(X GRIDSTOP,HDPE Gridstop),Spectra Cross Diamond
これ確信が得られないので強く言えませんけど見た目が非常に似ている(同じ?)生地がいくつかあります.グリッド上にステッチが入っていて,対角に強化繊維が入っているものです.
おそらくこの強化繊維の種類によって生地の名前が決まっているのだと思うのですが定かではありません.
これメインでバックパックになってる例はあまり見ません.むしろ小物系やバックパックの外ポケットに採用されているイメージです.
X-PAC Xシリーズと同様に斜めに高密度繊維が配置されていて引張強度が大変強いのが特徴.
防水性もコーティング層によって担保されているので,同様の機能系ファブリックによってつくられたバックパックであればバッグカバーは必要なさそうですね.
まとめ
まとめると今はX-PacとDyneemaの二強です.リップストップナイロンはトラディショナルなバックパックには依然として使われるものの落ち着いてきた感じです.
まだ生地自体の供給量が限定されているので値段も高く,買うのに勇気がいる価格設定ですが特にウルトラライト系ハイカー達から支持を得ています.
実際背負ってみないとバックパックは買いにくいので東京行ったタイミングでいろいろ見てこようかと思っている所です.
ウルトラライト系気になるんですよねぇ.
ではでは〜.
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[…] そこで上記の不満を解消でき,かつ最近記事にも上げた機能性素材をベースとして,軽量でかつテックウェアっぽい服装に合いそうなものを探すことに. […]