美味しくペーパードリップを淹れるためにまず必要な器具。
これからコーヒーをちゃんと始めたい人へ。
こんにちは、CoarsePaper管理人のほりー(@CoarsePaper)です。僕がコーヒーを趣味にしたのがいつなのかもうよく覚えていません。というのも、道具が少しずつ揃っていったのでどのタイミングでちゃんと淹れるようになったのか分からないんですよね。
せっかく買うならいい道具が欲しいと思っていたので、選んでいるうちに時間が経つという僕がよくやりがちなパターンです。ポットを買うまでは紙コップの口を折ってお湯を注いでたりしてました。
今思うと完全に時間の無駄だったので、必要なものを一気にとりあえず揃えてしまえばよかったなと思います。
今回は、今までなんとなく淹れていたという方や、これからコーヒーを趣味として始めたいという方向けに、ペーパードリップを美味しく淹れるために必要な道具を紹介していきたいと思います。
正直これ以上にオススメしたいものは沢山あるのですが、値段が跳ね上がるので自重しました。今回はエントリー向けということで、比較的手が出しやすい価格帯の物を選んでいます。というか僕が以前買って使っていた(使っている)ものばかりです。
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秤
豆の分量や、蒸らす時のお湯の量を正確に計るための秤です。コーヒーは同じ条件で淹れることで初めて比較することが出来るようになりますから、正確に量を計るのは重要なこと。
再現性をもたせるためにも、あらゆる量を数字で管理するのがオススメです。
温度計
コーヒーは抽出する温度によって大きく味や香りの出方に差が生じます。先程の秤の話と同様に、同じ条件で淹れるためには温度計は必須です。
単純に温度が高ければ良いとか低ければ良いとかそういうものでもなく、豆の焙煎度等によって最適な温度は異なります。一種類の豆に対して温度を変えて抽出することで豆のもつ様々な側面が見えますから、是非試してみて下さい。
ミル(グラインダー)
最初から電動ミルを使っても良いのですが、まともなものだと値段が高いのでまずは手動のミルを購入するのがオススメです。安い電動ミルはメッシュが揃わず、条件が変わりやすいのであまりおすすめできません。
毎日何杯も飲む方なら豆を購入する時に挽いてもらってもいいと思うのですが、たまに飲む程度の人であれば豆で買って家で挽くと鮮度が保たれるので良いかと。
頻繁に飲まない人にむしろ薦めたいアイテムです。
写真のよりも一回り大きい手動のミルを使っていましたが、持ちにくくて手が疲れるので小さい方を買えばよかったなぁと後悔しました。
ある程度手動でやってみて、趣味として定着したらちゃんとした電動ミルを購入するというのが良いと思います。
ケトル
電気ケトルです。お湯を沸かしてる間にいろいろ用意して湧いたらポットに注いで淹れ始めるというのが王道パターンになっています。
飲みたいと思った時にすぐにお湯が湧くのは本当に便利ですね。5年くらいこの写真のモデルのを使っています。一人暮らしの必需品でもありますし、持っていない人はかっておいて損は無いでしょう。僕はこの0.8Lのサイズで十分でした。
ドリップポット
今はこちらのカリタのベーシックなポットを使っています。0.7Lのもので、2人分くらいならこの大きさで大丈夫です。
ハリオや月兎印のポットも人気です。正直この辺の価格帯のポットはそこまで変わらないと思います。気に入ったものを選ぶと良いでしょう。
カリタのこのポットは比較的持ちての部分と注ぎ口の部分の距離が近いので、コントロールしやすいかなと思っています。注ぎ口の形状も十分細く、繊細に淹れることができています。
少し多めにお湯を沸かしてポットに入れてある程度冷めるまで待ちます。淹れ始めの温度になったらフタを閉めてコーヒーを淹れるといった流れです。
多めに沸かすのは抽出開始時の温度と抽出終了時の温度の差を調整するためです。一定の温度が理想というわけでもないのでなかなか難しいところですが、冷めすぎないように心がけています。
サーバー
サイズ的にちょうど良かったのがハリオのこちらのサーバー。味には関係しないので何を選んでも良いと思います。紅茶を入れるときにも使えます。むしろ今はそっちメインで使ってますね。
少しひねりたいという人にはビーカーもオススメです。洗いやすい上に乾きやすく、さらにスペースもあまり取らないので気に入っています。目盛りの視認性も高くてさすが実験器具と言った感じです。採用しているカフェも結構あります。
→コーヒーを淹れるときにビーカーを使うと得られる4つのメリット。
ドリッパー
ドリッパーには沢山種類があってそれぞれ傾向が異なります。比較して記事にできれば良いんですけどね…。とりあえず現時点で人気の高い2つのドリッパーを紹介します。
こちらはハリオのV60というドリッパー。今でも家で使っていて、自在に抽出のスピードをコントロール出来ます。
ちょっと安定させるのには向いていないかもしれませんが、そこは技術次第なので頑張りましょう。
ここ数年のサードウェーブにおけるベーシックといった印象があります。とりあえず持っておいて間違いないドリッパーです。
樹脂製のものやセラミック製、金属製のものもあります。個人的にガラスのが好み。浅煎りのコーヒーを淹れるのに使っています。
→浅煎りコーヒーのペーパードリップでの淹れ方。膨らまなくても美味しく淹れられます!
最近目にすることが多いように思うのがこちらのカリタのウェーブドリッパー。北欧のコーヒーシーンを代表するフグレンなどが採用しているドリッパーです。凛とした佇まいがオシャレ。ガラスのものもシンプルさがカッコイイ外観になっています。
カリタらしく三穴が底に開いていて、抽出速度を保ちます。再現性の高いコーヒーを淹れることが出来るので、初心者にも向いているのではないかと思います。
カリタウェーブについてはAllSyncさんが詳しくレビューしておりますので是非見てみて下さい。
→【開封記事】北欧系カフェでも使われるステンレスの形状が美しいドリッパー「カリタウェーブ」
どのドリッパーにも共通して言えることですが、出来るだけ小さいものを選ぶのがおすすめです。大きなドリッパーで少量の豆のコーヒーを淹れると、豆とポットのノズルの先端との距離が離れてしまい、丁寧に淹れるのが難しくなります。安易に「大は小を兼ねる」とか言わずに小さいのから揃えていきましょう(自戒)。
フィルター
フィルターはドリッパーに合わせて選びます。形もそうですが、サイズにも種類があるので注意して選びましょう。
上で紹介した2つのドリッパーに合うフィルターを紹介します。
どちらも漂白、無漂白の種類があります。あまり差は感じませんが、僕は漂白されたものしか使っていません。
V60の円錐形のフィルターには純正のものだけではなく、サードパーティ製のフィルターもいろいろあります。そのあたりの違いを楽しめるのもV60の魅力の1つですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。一つ一つにこだわる要素があって面白いですよね。
今コーヒーを趣味にしている人でも、持っていないアイテムがあったという方は是非買い足してみて下さい。
ここまで再現性だとか説明しておいてなんですが、雑にパパッと淹れて飲むというのも全然アリだと思っています。楽しみ方はそれぞれですから、CoarsePaper的な楽しみ方をしてみたいという方は真似してもらえれば。ちょっとオタクっぽいんですけどね笑。
使用している器具についてはコチラの記事で紹介しています。
ではでは〜