好きな洋服のジャンルと特徴の整理.

25年生きてきて,なんとなく好きな服の系統はつかめていますが,未だにブレる時があります.

系統がブレると結局その服を着なくなってしまうんですよね.合わせる服がない,似合わないなど理由は様々ですが,いずれの服もその服単体は好きだったりします.

 

好きなだけあって,着ないとわかっていても服を捨てるのは勇気が要ることです.

しかし放置していると結果的にクローゼットはいっぱいになってしまうし,それで自分が本当に着るべき服が埋もれてしまったりすることは避けなければなりません.

 

そこである程度バシっと「こういう服が好き」というのを言語化することで,ブレた時に思いとどまることができるようにしたいと思いました.

それだけではなくて,好きな服を迷いなく買えるようにしようという積極的な理由もあります.今日はそんな記事です.

 

ファッションブランドの方向性を決めるジャンルと,洋服個々の特徴を定めれば必然的に着たい服,着れる服が残るのでその2つに分けて書いていこうと思います.

 

3つのジャンル

モード

高校時代にPOPEYEやTUNEを手にとってモードが好きになりました.

今のを見てると考えられませんが当時(10年くらい前?)のPOPEYEはハイブランドを扱うファッション誌だったのです.

 

見よう見まねで古着を買っていましたが,最近やっとプロパーで買うようになり,それもあってここ1年くらいのモード熱がかなり高くなっています.

 

最近気分を上げるために学会発表でもそういう服を着ていくことが多いので,今後メインの洋服のジャンルにしていこうと思っています.

 

アウトドア

元々山岳部ということでアウトドアウェアが好きです.洋服業界の技術的な最先端といった印象.

アウトドアウェアは1番体に近いところに身につけるガジェットのようなものです.スペックも数字で出てきますし,わくわくするからと言う理由でオーバースペックなものを買ったりもします.

 

特にErrolson Hugh(エロルソンヒューという人が手がけているブランドが好きです.ACRONYMとかArc’teryx,Tilakもその1つ.

 

僕はTilakをよく買いますが,使用頻度も高く,雨天時の街使いだけでなく,登山やスノボなどでも実用的に使っています.

そういえばこの前買ったハードシェルを紹介していなかったので近いうちにお見せしますね.ホント最高なので.

 

ミニマル

ジャンルかといえば微妙なんですけどここでは装飾性の低い洋服のことを言ってます.

 

例えば質の良い白シャツって完成された美しさがあるじゃないですか.

長い歴史の中で生態系を勝ち抜いてきた洋服の洗練されたデザインはやっぱり魅力があるんですよね.

 

じゃあ全部ユニクロで良いかというとそうではなく,装飾性の低い服ほど細部 のこだわりが光ってくるので,ディテールに精神を感じる洋服がほしいと思っていますしそういう服を好んで買っています.

 

2つの特徴

以下では上で紹介した洋服のジャンルに加えて,洋服の一般的な特徴に焦点を当てます.

管理,洗濯が容易であること

これ重要.

気に入っていた服でも,洗うのが難しかったりすると暑い日とかは絶対着たくないですし,結局洗いやすい服に手が伸びてしまいます.

凝った素材で質感が良くても,洗うのが極めて難しい場合はできるだけ買わないようにしていますし,どうしても買いたい場合はアウター以外なら普通に洗濯しちゃいます.消耗覚悟で.

 

アイロンがけは好きですが,かけなくても着れる服のほうが着る頻度が高くなっています.結局楽なほうに流れていくんです.

きれいに畳んでスーツケースに入れなければならない服よりも,ぐしゃっと丸めてバックパックに放り込んでおける洋服を最近は好んでます.

 

こうして見てみると道具としての洋服の側面に今は寄っていることがわかりますね.かといってアウトドアウェアだけが好きなわけではなくて,3ジャンル横断的に洗いやすさを欲しているのが面白いところです.

 

語れる服であること

洋服だけではなく一定以上長く使うもの全てに関してちゃんと考えて選ぼうと思っていますし,それを共有するのがこのブログであったりするわけです.

 

例えば服屋の店員さんは売り物の洋服について沢山の知識を持っていてそれを凄く楽しそうに話しますよね.

この洋服はこういうバックグラウンドがあるんだ,こんな機能があるんだ的な.

そういう話をするのは洋服が好きな人にとっては非常に楽しいことなんです.

 

さらに,身につけているものについて知っていることが深まるとその所有の深さも深まると思っているので,
自分の思い入れも含めて,語れる洋服を増やしていきたいと思っています.

 

まとめ:「着こなす」

どんなに良い洋服でも,その服を着こなせなければ意味がありません.

この「着こなす」ということについて,今までは「似合う」とか「合わせる服がある」程度に考えていました.

しかし,似合うとか合わせる服があるという以上に,その服を着ている時の所作や意識が重要なのではないかと最近は思っています.

 

高校時代とかはよく背伸びして買ったブランド物の洋服を大切に大切に着ていました.汚れないように気を遣いながら.

しかしやっぱり自分の身の丈に合っている洋服をガシガシ使っている方が楽しいし好きになれるんですよね.そうやって着ないと真に自分のモノにはならない気がしています.

 

こうして「着こなす」洋服を広げ,深めていくのが今の僕の洋服の楽しみ方です.

今回改めて考えながら文字にして改めて洋服の楽しさに気づきました.書いてよかった.

 

ではでは〜.