北山珈琲店のオールドコーヒーをペーパーと水出しで淹れてみました。
いろいろ段違いで震えた。
こんにちは、CoarsePaper管理人のほりー(@CoarsePaper)です。先日お邪魔した北山珈琲店で購入した、「アラビアンモカブレンド」をお家で淹れてみましたのでその感想を書いていこうと思います。
お邪魔した時の感想はコチラの記事に書いておりますので是非読んでみて下さい。
今回試したのは、ペーパードリップと水出し(透過式)です。僕のペーパーの淹れ方はネルに近くなるように器具を揃えているので、できるだけお店の味に近づけたいというのが狙いです。
水出しに関しては深煎りで苦味を抑えめにボディを引き出せるかなと思って試してみました。お店の方でも、違う豆だとは思いますが水出しは提供しているようなので傾向としては間違ってないかなと思います。
ではでは淹れていきますよ。
ペーパードリップ
先日公開した手法で淹れていきます。豆は20g、挽き目はナイスカットミルで3.5です。お湯の温度は少し低めにして85℃で蒸らしを開始しました。
一般的に深煎りは膨らみやすい傾向にありますが、この膨らみ方だと多分焙煎して2,3日といったところでしょうか。非常に新鮮な豆を提供していますね。
すでにオールドコーヒー特有の香りがしています。嗅いだ瞬間は通常のコーヒーと同様ですが、直後に複雑な香りがします。
いつもよりも若干時間をかけて抽出していきます。お湯の温度が低いので時間を掛けないと十分に成分が抽出できない可能性があるからです。
完了。抽出されたコーヒーは先程の蒸らしの時の香りとはまたちょっと違っていて、嗅いだ瞬間から複雑さが収まった濃密なコーヒーの香りがします。
お店で頂いたコーヒーはオールドウェスタンというもう1段階寝かせたオールドコーヒーだったので単純な比較は出来ないのですが、やはりお店で飲んだときの方が強く香りが感じられました。
口に含むとこれでもかという旨味があって、苦味は引っ込んでいます。冷めてくると甘みが先行していくように感じられました。やー美味しいっすねこれは。
水出し
水出しはiwakiの安いのに透過式で淹れられるウォータードリップコーヒーサーバーを使用しました。これほんと便利。メンテナンスも超ラクですし。
→iwaki ウォータードリップコーヒーサーバーをレビュー。透過式の水出しコーヒーならまずはこれ。
豆の使用量は40gです。電動ミルあって良かったと思う瞬間があるとすれば間違いなく今でしょう。隣の部屋の人ごめんねという気持ちを忘れずにスイッチを入れます。
一旦豆をビーカーに移します。本体に投入する前に水を浸透させて前処理する感じです。
豆40gに対して水40gを加え、スプーンでしっかり全体が潤うまで混ぜていきます。もともとは本体の粉を入れておく所の中でやる作業なのですが、本体側だとどうしてもやりにくいのと、フィルターに変な力が掛かりそうで嫌なんですよねー。
本体側に豆を移します。目安の線があるので豆がその線を超えないように。
全体に水が行き渡るようにろ紙(これはペーパーフィルターを丸く切ったもの)を上に載っけます。
あとはタンクに水を入れて涼しい所に置いておくだけです。これで4杯分出来ますからね。すばらしい。
淹れてすぐのを飲んでみました。温かくないぶん飲む前の香りはそれなりですが、やはり口に含んだ瞬間の爆発的な香りはさすが水出しです。これがやはり1番深煎りに適しているのでは無いかとおもってやみません。
苦味はペーパーで淹れたときよりも抑えられている感じがしました。旨味は強く残っていてボディが感じられます。
冷蔵庫に保管した上で2,3日続けて飲んでみたのですがやはり日が経つにつれて香りは弱まって味も変わってしまいました。焦げっぽい匂いが強く残っていてあまり美味しくないので、早めに飲むのが良いです。
通常の豆で淹れた水出しはなかなか劣化しないのですが、北山珈琲店の豆は複雑な風味が混然一体となってバランスがとれて美味しさが生まれているため、一部でも劣化するとかなり味が落ちてしまうようですね。
まとめ
北山珈琲店の豆を二種類の方法で抽出してみましたが、いかがでしたでしょうか。
オールドコーヒーは扱っている所が少なく、サードウェーブコーヒーとも遠い場所にあるためなかなか飲む機会は無いと思うのですが、興味が湧いた方は是非試してみてほしいと思います。
僕が知っている限りではこの北山珈琲店と、銀座のランブルでオールドコーヒーの取扱がありますよ。
ではでは〜
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