iwaki ウォータードリップコーヒーサーバーをレビュー。透過式の水出しコーヒーならまずはこれ。
安いし楽だしハマりそうです。
こんにちは、CoarsePaper管理人のほりー(@CoarsePaper)です。この記事の執筆現在、関東は梅雨明けしてセミは鳴き、空は青さを増して、暑さに拍車がかかっております。夏だなぁ。
夏に飲みたいのがよく冷えたアイスコーヒー。市販のものやコンビニのコーヒーもいいけどやっぱ自分で作ったコーヒーも飲みたいですよね。
アイスコーヒーの作り方には二種類あって、温かいコーヒーを氷で冷やすタイプと、そもそも冷たい水でコーヒーを淹れてしまうタイプとがあります。
今回は後者、冷たい水でコーヒーを淹れるタイプの抽出器の紹介です。
目次
水出しコーヒーには二種類ある
冷たい水で淹れるコーヒーを「水出しコーヒー」といいますが、実は二種類あります。
浸漬式
簡単に言ってしまえば麦茶のような感じで抽出する方法です。お湯で淹れる所のフレンチプレス。
規定の分量挽いたコーヒー豆を、淹れたいコーヒーの量と同量の水に投入して、ある程度時間が経ったらそれを濾します。
誰でも同じクオリティで抽出ができるので楽ですし、抽出時間の調整が自由に効きます。あと抽出器具そのものがシンプルで安いというのも魅力です。
ただし、抽出時間が長すぎると雑味が出たり、粉が暴れるので濁ったコーヒーになりやすいという面もあります。
透過式
いわゆるドリップと同様に、上から水をポタポタ落として抽出する方法です。ダッチコーヒーとも言われています。
抽出の調整は滴下の速度と、滴下を止めるタイミングで行います。
静かに抽出するので微粉が出ず、透き通ったコーヒーを抽出できます。また、最初の調節さえしておけばあとは水が落ちきるのを待っていればいいので、うっかり失敗する可能性は低いです。
ただし、抽出器具が高額で大掛かりなものが多く、一杯のために抽出するには面倒です。また、抽出するのにかかる時間が長く、数時間ほど必要になります。
iwakiウォータードリップコーヒーサーバー
開封
さてさて今回僕が購入したのがこちらのiwakiウォータードリップコーヒーサーバー。amazonで購入しました。
簡単に言うと先述した「透過式」の簡易版のようなものです。値段が安すぎて心配になる。
本体です。フタ以外はクリアな素材を使っていてなんとなく涼しくなるデザイン。
パーツはこのように4つに分かれていて、左からフタ、水用のタンク、コーヒー豆を入れるシリンダー兼ドリッパー、サーバーとなっています。
サーバーはガラス製で、それ以外は樹脂製です。
各パーツ詳細
ウォータータンクの底部には滴下するための穴が開いています。予め穴の直径は決まっているので滴下速度は変えることが出来ません。
ドリッパーの底のフィルターです。これも合成繊維でできていて、非常にメッシュは細かいです。
フタはこのように分離します。上の小さい方のフタは
このようにサーバーのフタとして利用することが出来ます。なるほど工夫してあるな。
抽出準備
いよいよ抽出していきますよ!
豆の分量は40gと結構な量を一度に使用します。当然抽出量も多いのですが、これ手動のミルで挽くのは大変なんじゃ…?
粗さは中挽きで、僕はナイスカットミルの3.5で挽きました。だいたいペーパードリップと同じ感覚です。
粉をシリンダーにセットしたら全体的に湿らせていきます。
40mlの水を3回に分けて全体に行き渡るようにかき混ぜるとか説明書には書かれていましたが、なかなか難しいですよこれ。一度別の容器で湿らせてからシリンダーに入れるのが良さそうです。
丸く切ったろ紙を湿らせて、コーヒー粉の上に乗っけます。こうすることで偏りが改善されるらしい。
ウォータータンクに水を450ml注いでいきます。一応目印が付いているので計らなくても大丈夫なのは嬉しい所。
抽出
水平な場所に置いて放置します。
こういう時大きなコーヒー専用棚があると助かりますね。作ってよかったわ。
滴下の速度はこのくらい。最後まで止まること無くコンスタントに落ちていきました。
一滴ずつ抽出されていく…
抽出時間は450mlで2時間半。放っておくだけでコーヒーが出来るのってなんか不思議な感覚ですね。
タンクには本当に微量しか水が残っていませんでした。滴下の構造が良く出来てるんですねぇ。
透き通った水出しコーヒー
2時間半かけて抽出されたコーヒーとはどんな味なのか…見た目はこの通り透き通っています。
口に含んだ瞬間に分かるんですが、香りが非常に強いです。口に入れるまでは分からないんですけどね。何なんでしょう。
あとめちゃくちゃ丸いです。角が無くて超飲みやすい。コーヒーが苦手な人でもこれなら飲めるんじゃないかなと思えます。この辺は多分滴下式ならではといった感じですね。
いや素晴らしい。もっと早く買えばよかったよ。
後片付けや保存について
ゴミ箱に向けて逆さにしたらズボッと落ちていきました。その段階でここまでコーヒー粉は取れます。
サクッと水洗いしただけでフィルターも含めて綺麗になりました。片付けが大変なんじゃないかと思ってたのですが全然でしたね。ペーパードリップ並の手軽さです。
冷蔵庫のサイドポケットに収まるくらいの大きさなのでこのまま突っ込めます。水出しコーヒーは風味が落ちにくいのが特長で、1日2日くらいなら保存してても大丈夫です。
まとめ
長々と書いてしまいましたね。いかがでしたでしょうか。
ダッチコーヒーと呼ばれるもののオランダ発祥ではなく、実は京都が発祥です。アメリカとかだとキョートコーヒーと呼ばれてるという話も聞いたことがあります。
iwakiウォータードリップコーヒーサーバーは、滴下速度を調整することが出来ないのが唯一の弱点です。しかしここまでシンプルに出来たのはその機構が無いからこそとも言えると思います。
不満が出てきたら本格的なやつを買おうと思いますが、現状では満足です。
世の中いろいろ抽出器具があって飽きませんね。あ、まとめた記事を以前書いたので興味がある方はどうぞ。
→【保存版】コーヒーの抽出器具と特徴まとめ。飲めるカフェも紹介します!
ではでは〜
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