元山岳部部長が教える、重いバックパックを軽く背負う方法。
今日から始められる楽な背負い方。
こんにちは、CoarsePaper管理人のほりー(@CoarsePaper)です。日頃使っているバックパック、重くないですか?PCを持ち運ぶ人なんか特に。
僕もPCはだいたい持ち歩いていて、さらに教科書や参考書もたくさん持って大学に通っています。
めちゃくちゃ重いですが、常に山岳部時代に得たある知識を意識してバックパックを使うことで、少しでも軽く背負うことができています。
今日はその重いバックパックを楽に、軽く背負う方法をお伝えしようと思います。簡単な理屈も説明しているのでその辺気になる方もどうぞ。
肩の紐の長さを調節する
まぁこれは当たり前なんですが、肩の紐の長さが調節できるタイプのバックパックの場合は、
バックパックが自分の背中にピッタリ合うように紐の長さを調節してください。
お尻にぶつかるようだと基本的に長すぎで、荷重が肩の狭い領域に集中してしまいます。
ダサくならない程度に短く絞りましょう。
重いものは背中の近くに
ノートパソコンや大きめの教科書など、重くて大きい物は背中にできるだけ近い位置に入れるようにしましょう。
こうなるとメッチャ重く感じます。実際やってみると分かりますよ。
黄色い実線が人の重心、点線が荷物の重心だとします。
荷物の重心が人から離れていくと大きなモーメント(てこの原理を想像してください)がかかるので、後ろに引っ張られる感覚になります。
ガジェットを大量に持ってる人とかはバッグ・イン・バッグやGRID-ITを使うと良いかもしれません。
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重い荷物はできるだけ上に
これ結構意外だと思うんですけど、登山する人にとっては常識となっているパッキングの技術です。
街で使うバックパックは肩で全ての荷重を支えます。
上に重いものを配置すると、同時にバックパック全体の重心が上部になります。重心と、肩のベルトの支点を結んだのが黄色い直線です。
バックパックは黄色い直線を半径とした円上で揺れることになります。当然肩の近くに重心があればそれだけ揺れが小さくなるわけです。つまり安定します。
一方で下部に重いものを入れると、このように黄色い直線の長さが長くなります。
すると、緑の矢印の方向にやたら揺れるわけですね。
揺れや衝撃から姿勢を回復するのに筋肉を使うので、下に重心がある状態だと疲れやすくなります。
厳密さには欠けますがだいたいこんな感じです。
まとめ
いかがでしたか。ちょっとした工夫で結構変わるので、やったことがないものがあったら是非実践してみてください。
先日紹介記事を書いたNORTH FACEのAccessPackなんかも、全て背中に重いものが来るように設計されています。いやはやさすがアウトドアブランド。
→THE NORTH FACE「ACCESS PACK(アクセスパック)」の3つの魅力。ガジェット好きの為のバックパック。
僕が主に使用してるバックパックは以下の2つです。どちらも非常に機能性が高くておすすめ。その日の服に合わせて使い分けています。
→MYSTERY RANCH URBAN ASSAULT 1週間使用レビュー!
→LORINZAのバックパック1ヶ月使用レビュー!他人と被らないバッグが欲しい人におすすめです。
実はこの記事、随分前から書こう書こうと思ってたんですけど、如何せん絵を書くのが億劫でなかなか書けなかったんですよね。
実際結構手間取りました。とりあえずイラレの勉強しないとなぁといった感じです。
因みに、究極の荷物の持ち方ってどうなんだろうなって考えたんですけど。
こうなりました。体の重心とバックパックの重心が完全に一致しています。インド人がよくやってるアレです。
ではでは〜
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3 Comments
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