珈琲という円、中心、その外側。 #珈琲とわたし
この記事はBloggers Tea Party内の『Bloggers Coffee Party』のバトンリレー記事第4弾です。
「45House」管理人の@ひげこいさんからバトンを頂きました。
記事はこちら>>> #珈琲とわたし わたしと旅と珈琲
はい。というわけで。
CoarsePaperでのコーヒーの話題はかなり具体的なことばかりなので、こういうのも新鮮かなと思いリレー参加してみました。
趣味だと言えるくらいにはコーヒーと向き合ってきて、今自分にとってコーヒーとはどういうものかということについて、書いてみたいと思います。
コーヒーという円
僕は自分の知識を円として捉えています。ここでは円として話を進めますがそれはある長さの線であるかもしれませんし、球、あるいはもっと高次元の超球かもしれません。
自分は常にその円の内側にいて、その円の範囲内しか知らないのです。悲しいことにその外側の世界がどれほど広いのかなど知る由もありません。
コーヒーを趣味にして、自分の中にコーヒーという円が1つ出来ました。
中心
円には中心が存在します。何もない状態からスタートする場合は、その中心の点から始めるわけです。
算数という円で言えば四則演算。みんな1+1から始めますよね。
では自分のコーヒーの円の中心はどこにあるのか。それは各々が決めることができます。その人のコーヒーという円の中心をどう設定するのかはその人次第です。
もちろん業界の常識とされている円、すなわち世界標準のコーヒーの円の中心と同じ場所に点を打つことも可能です。これがよくある感じの業界人が紹介しているペーパードリップの基本の淹れ方だったりします。ここから始める人が大多数でしょう。僕もそうです。
円を広げるということ
さて、中心が定まったら円を作っていきます。コーヒーには様々な要素があり、本やネットで知識を得ることができますし、それを試すことも簡単にできます。そうやって自分のコーヒーという円を、内側から押し広げていくのです。
気に入った方法が見つかったら、それを新しく中心として、そこから広げていくこともできます。
円の外側への挑戦
自分の経験の外側に挑むことはとても刺激的なことで、僕はたまにそれをするようにしています。
今までやったことがない方法を試してみたり、実験することで、その豆が持っている別の側面を引き出そうという試みです。
最初から最後まで低温の点滴で長時間かけてみたり、異なるメッシュを上層と下層に分けて抽出してみたり、想像できないことに挑戦してみると、自分の体験したことがない味に出会うことも。そういう好奇心を満たすのも僕のコーヒーの楽しみ方の1つですね。
自分の中のコーヒーの円の外側にはだいたいコーヒー業界の円があって、僕が行っていることの多くはもう既に誰かによって行われていることがほとんどです。
それはそれで楽しいのですが、いつか、誰も到達したことのないコーヒーの側面を発見できたらいいなぁと思っています。
深く、何度も中心に点を打つ
ある程度円が広がっても、コーヒーという円に対して欠かさず行っているのが中心に点を打ち続けるということです。
自分のベースとしている手法、環境でコーヒーを淹れるということは、先程の話と違って驚きや新鮮さはありませんが、自分の精神全体をニュートラルな状態に戻してくれます。
僕は何かする前や後にコーヒーを淹れて飲むことが多いのですが、それはこの効果に関係しています。
気合を入れているわけではなくて、モチベーションをフラットな状態に戻す儀式です。これから行く先の地図を眺めるような時間が僕には必要で、コーヒーを淹れて飲むという一連の作業によってそれを行っています。
探求と回帰が僕とコーヒーの関わり方の本質
自分の中に新しい領域を開拓する探求、そして自分のベースとなる手法に立ち戻る回帰。どちらもバランス良く行えるのがコーヒーの便利で面白いところですね。
少しでも広く自分のコーヒーという円を広げて、さらにそれを僕以外の人と共有できたらうれしいです。このブログでもそのことを意識してこれからもやっていきますのでどうぞよろしくお願いします。
ではでは〜
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