チープカシオやPortaProに惹かれる理由。

珍しくオピニオンのような記事

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こんにちは、CoarsePaper管理人のほりー(@CoarsePaper)です。

先日TOEICを受けたんですが、当日になって腕時計の電池が切れていることが判明しまして、会場に行く途中にビックカメラに寄ってチープカシオを購入したんですよ。前からちょっと欲しかったしこの機会に買ってしまおうと。

 

チープカシオはCASIOの安い腕時計のことで、家電量販店にいけば大量に置いてあります。価格は1000円くらいです。正式名称は「STANDARD」らしい。

 

で、無事TOEICも終了したわけなんですが、なんかチープカシオの雰囲気が、先日紹介したPorta Proにすごい似てるなぁと思ったわけです。そんでもってこの雰囲気すごく好きなんですよね。

そんなわけで、今回はチープカシオとPorta Proという2つに共通する事について考察してみたいと思います。

 

PortaProについてはコチラの記事をどうぞ

カッコイイ安っぽさ。携帯に便利な開放型ヘッドホン「Porta Pro」のススメ。

 

安っぽいのに魅力的である理由

チープカシオは非常に安っぽい見た目をしています。ポタプロも同様です。

高級感のある製品は魅力的だと思います。それはiPhoneが売れている理由の1つでもあると思いますし、僕も高いものを買ったら高いだけの見た目であって欲しいと考えています。

最近はその流れを汲んで、あらゆる製品が「高級感」を求めてデザインされていると思うのです。装飾を排除し、できるだけシンプルな見た目にすることで確かに「高そう」には見えるようになります。そういう物に手が伸びてしまうのも事実です。

 

そういうものがありふれているからこそ、チープカシオやPorta Proのような、「安いことを隠さない誠実さ」が非常に光って見えるんですよね。

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高級品を使うのって僕にとってはかなり緊張することで、例えば高い服を着ている時は汚さないように気を遣いますし、スマホにはガラスフィルムを貼って守ったりします。

 

でもそれって何というか他人の物を使ってるのと同じようなよそよそしさなんですよね。「僕は本当にこれを所有しているのか?」という疑問が湧いてきます。

一方でチープカシオやポタプロは使用することだけに集中することができます。これは自分の本来の所作でそれを扱うことができるからで、それが僕にとってかなり居心地が良いことなんだと思います。

もちろん、高くて良い物を長く使う事も良いことですが、それと同じくらいに、等身大の物を気兼ねなく使うのも悪くないんじゃないかと思うんです。

 

機能が制限されることでデザインは尖る

多くの機能を搭載するということは、その製品の付加価値を高めることにつながります。高く売れますし、ユーザーも少ないよりは多いほうが良いと思っています。

多くの機能を持った製品といえばスマートフォンですね。みんな持っているのはそういう多くの機能を持つことに便利さを感じるからです。

ガジェッターにとっては千差万別だとは思うのですが、僕からすると大体同じ形をしていると感じます。
それは、多くの機能を搭載し、それを使用するためには他の機能を邪魔しないような形にする必要があるからです。

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一方で、機能が限られているハードウェアはその機能に必要な形をむき出しにすることが出来ます。それは鮮やかに目的達成の為の最短距離を示していて、他の機能に影響されない尖ったデザインになるのです。

ナイフを見てカッコイイなと思う気持ちに似ている気がします。

 

まとめ

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結構気づくのに時間がかかりましたが、こういうことだと思います。

 

背伸びして良い物を買って、長く使っていくうちに自分の物になっていくというモデルも大好きですし、むしろそれしか後悔しないモノの所有の仕方って無いのかなとか思っていたのですが、この2つの製品を使うことで上記のような考え方ができるようになりました。

 

多分一人前の大人になって、高級品をサクッと買えるようになったらまた色々違ってくるのではないかと思います。バイト程度でしかお金を稼いだことが無い学生の考え方としてはこんなところです。

 

ではでは〜